すみれ咲いたら

  野に山に可憐に咲くすみれを追いかけています   *すみれ咲いたら 野に出よう 山を歩こう*

2017-10

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秋田駒ヶ岳で(1)

夏の高山の砂礫地に咲く黄色いすみれ達の母種にあたるのが、秋田駒ヶ岳のタカネスミレです。信州のアルプスでは、仲間たちは標高2500mを超える稜線を棲家としています。秋田駒ヶ岳の火山群は最高峰でもたかだか標高1637m。それなのに何故高山性のすみれが咲くのか?その秘密は緯度にあります。北緯40度を超えるため、信州の3000m級の山に匹敵する植生が見られるのだそうです。
とうとう秋田駒へやってきました。憧れのタカネスミレの大群落に早く会いたい!はやる気持ちはもう抑えようもありません。とにかくタカネスミレ!と、どのガイドブックでも紹介されている順路を無視して逆コースで歩を踏み出しました。

1
一番最初に目に飛び込んできたタカネスミレ。後ろから朝陽に照らされて、花びらが黄金色に輝いています。ああ、やっと会うことができました。
 
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風を避けるためか地面に張り付くように咲いています。
花は縦2cmくらい。思ったより小さい。

焼森
(クリックで拡大)
夢にまで見たタカネスミレの群落。す、すごい。想像以上だ。
見上げる砂礫の斜面が黄色く染まって見える。
地下茎で増えるので群落を形成しやすいのだという。

13
立入禁止のロープを越えて進出してる株。すぐ近くでご対面なのでちょっと嬉しい。
登山道上の少し大きな株には、踏まれないように石囲いがしてあった。

2
開きかけのこんな可愛いのを探すのもお楽しみ。

焼森
(クリックで拡大)
焼森の群落は期待した以上に素晴らしい。ここだけでも充分満足できる規模だ。
右上に見えるのは、阿弥陀池と避難小屋、そして男岳。

花アップ
他の高山の黄色いすみれに比べて花びらが丸みを帯びて全体にふっくらした印象。
側弁は上に反り返る。側弁の基部には毛はない。
柱頭の突起毛は、残念くっきり撮れなかった・・・。
距は短く目立たない。花びらの裏側が赤褐色になる個体もあった。奥の蕾みも赤い。

葉うら・托葉・朔果
葉柄の付け根あたりと葉脈上にうっすらと毛がある。
托葉にはわずかに鋸歯が見える(鋸歯のないものもあるらしい)。
もう朔果になったものがかなりあった。

大焼砂に向かう
行く手に黒く見える稜線が大焼砂。
あの斜面にもうひとつのタカネスミレの大群落がある。

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ところによっては他の植物と混生している。周りはガンコウランかな。

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大焼砂で女岳をバックに。稜線上は強風が吹き荒れている。
こんな厳しい環境を好んで咲くタカネスミレは、健気というべきか、
変わり者というべきか。

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美しき三姉妹。
この角度で見るタカネスミレはとても大人しい雰囲気。

大焼砂を登る団体さん
(クリックで拡大)
大焼砂を登る団体さん。
富士山の砂走りほどじゃないけど、砂礫の登りはザクザクしてはかどらないはず。
ここは下った方がぜんぜん楽なのにね。

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葉はとても特徴的。くるんと内側に丸まっていて漏斗みたいです。
厚みも光沢もあり、黒い砂礫にも負けない存在感。

コマクサと
(クリックで拡大)
コマクサと競演。
あと半月もしたら黄色とピンクが入れ替わって
一面のコマクサの斜面になるんだろうね。

7
コマクサ地帯に遠慮がちに咲いていました。左上はるかに田沢湖。

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大焼砂を右に折れてカルデラの底へと下降していきます。
名残惜しいけど、これでもう秋田駒のタカネスミレともお別れ。

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あら、なんと阿弥陀池畔でも小さな群生がありました。なんか得した気分。
あらためて 「さようなら、いつかまたきっと来るよ」

大焼砂
(クリックで拡大)
最後にもう一度、大焼砂の大群落をお楽しみください。
 
 
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