すみれ咲いたら

  野に山に可憐に咲くすみれを追いかけています   *すみれ咲いたら 野に出よう 山を歩こう*

2017-06

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八幡平で(3)

今年は八幡平が国立公園に指定されて50周年だそうで、これを記念して〈八幡平自然散策バス〉が運行されています。盛岡から八幡平までのバス乗車券がたったの1000円。おまけにガイド付自然散策に参加することができるという嬉しい企画。こんなに便利にお得に八幡平を満喫できる手段を使わない手はありません。

岩手山

盛岡を出発したバスは東北自動車道に一部区間乗ったりしながら、岩手山を左手に見て半周するかたちで、松川温泉、樹海ライン、藤七温泉経由で八幡平に到着しました。
盛岡駅では暑くてたまらなかったのに、バスを降りたら寒くて震え上がりました。ガイドさんたちはフリースを着込んでいます。聞くところによると気温は10℃とか、ひょえ~びっくり! あわてて長袖を着込み、3時の田沢湖行きバスを確認して、いよいよハイキングに出発です。事前に調べたところによると、今年は例年より半月ほど雪解けが遅れているそうです。お花ちゃんたちは待っていてくれるでしょうか。

遊歩道の残雪

八幡平の遊歩道はこんなふうに一般の人も歩きやすいように整備されています。実際に観光バスの団体さんが普通の格好でぞろぞろと歩いているわ、完全山装備の人もいるわで、百名山でありながら観光地ってとこでしょうか。ご覧のように、ところどころ残雪を踏まなければなりません。

ハクサンチドリ
白山千鳥 ラン科ハクサンチドリ属
最初に迎えてくれたのがハクサンチドリです。2年ぶりだったので、あ~高い山に帰ってきたなと実感させてくれました。数も多く色の濃いのから白に近いのまでたくさん咲いていました。
驚いたのは、田沢湖へ向かうアスピーテラインの両側に、まるで雑草のようにぼーぼーと群生していたこと。ところ変わればだな・・と、東北の植生に目を見はったのでした。

ミヤマキンポウゲ
深山金鳳花 キンポウゲ科キンポウゲ属
鏡沼を通って八幡平山頂へ向かいます。
お花も遅れているのかと思っていましたが、けっこう咲き始めています。
黄色いのはこれだけだったかな。鮮やかな黄金色が目を惹きます。

キヌガサソウ
衣笠草 ユリ科ツクバネソウ属
下りてきたグループが「あった、あった」と大騒ぎしてカメラを向けていたので何かと思ったらこのキヌガサソウでした。ここより上にはなかったそうです。
高山植物の中ではかなり大きいほうですが、涼やかな印象の花ですね。

ツルリンドウ
蔓竜胆 リンドウ科ツルリンドウ属
ツルリンドウの実みたいだけど、ふつうは秋の山で見かけるもの。なんだろう?と眺めていたら、レストハウスで言葉を交わしたガイドさんがやってきました。さっそく伺うと、なんと雪の下で越冬した実だそうです。天然の冷蔵庫の威力か、ぜんぜん傷んでいないのがすごい。

コバイケイソウ?
小梅草 ユリ科シュロソウ属
これ、合ってますか~?柔らかそうでいかにも美味しそうですが、これは毒草です。
たしかギボウシの若芽と間違えて食べて中毒になる人が多いんでしたっけ。

ショウジョウバカマ
猩々袴 ユリ科ショウジョウバカマ属
猩々とは猿に似た想像上の動物。赤い花をその顔に、放射状の根生葉を袴に見立てたものだそうです。雪解けのあとにたくさん咲いてきます。

サンカヨウ
山荷葉 メギ科サンカヨウ属
サンカヨウの蕾みと開きかけの花を見ることができました。
荷葉とは、ハスの葉であるという説があるそうです。

ベニバナイチゴ
紅花苺 バラ科キイチゴ属
私の背の高さと同じくらいの木苺。八幡平では咲き始めたばかり。
花は下向きのまま咲きます。

コヨウラクツツジ
小瓔珞躑躅 ツツジ科ヨウラクツツジ科
花と蕾み、かたちの落差が面白い。

シラネアオイの蕾み
白根葵 シラネアオイ科シラネアアオイ属
あの美しいシラネアオイも、できたばかりの蕾みはこんなにコワ~イ色なんですね。

鏡沼
鏡沼(クリックで拡大)
沼はほとんどの部分がまだ雪に覆われています。
『噴火によって生じた火口に水がたまってできた火口湖です。円形でまわりが急な崖で囲まれているのが火口湖の特徴です。静かに湖水をたたえ、まわりの美しい風景を写す姿を鏡にたとえてこの名がつけられました。』

コイワカガミ
小岩鏡 イワウメ科イワカガミ属
沼のほとりにコイワカガミがひっそりと花を咲かせていました。
これも2年ぶり。また会えたね~、嬉しいよ。
写真を撮ろうとしたら、ガイドさんが周りの草を押さえていてくれました。

ゴゼンタチバナ
御前橘 ミズキ科ゴゼンタチバナ属
ゴゼンタチバナの凛々しさが好きです。
葉が6枚のものだけ花が付くと、たしか聞いた様な・・。

イワナシ
岩梨 ツツジ科イワナシ属
イワナシは今が旬。可愛さを存分に楽しみました。

 イワナシの蕾み
蕾みです。なんてめんこいんだろう。

頂上
(クリックで拡大)
標高1613m、なんとここが八幡平の山頂です。
いわゆる普通のピークの感じではないので拍子抜け。
ここから八幡沼へと向かいます。

 ミネザクラ
嶺桜 バラ科サクラ属(クリックで拡大)
サクラの仲間ではもっとも標高の高いところに咲きます。
花の美しさはもちろんのこと、蕾みや葉の美しさも格別ですね。

フキノトウ
蕗 キク科フキ属
浅緑色の苞に包まれた若い花茎がフキノトウ。秋田では‘ばっけ’とか‘ばっきゃ’といって親しまれている。民宿ではエビに‘ばっけ味噌’を塗って焼いたのを食べさせてくれた。ほろ苦い春の味がおいしかった~。家では豚ロースに塗って焼き、フキノトウの風味を楽しんでます。イケるよ、これ!

八幡沼
八幡沼に到着(クリックで拡大)
中央の空の下にポッコリとしているのが源太森のピーク。
沼の左手の湿原を歩いて、あそこまで行きます。

八幡沼と岩手山
岩手山もはるかに(クリックで拡大)
アオモリトドマツの力強い樹形が素晴らしい。

ヒナザクラ!!
雛桜 サクラソウ科サクラソウ属
「あっ、これもしかして・・・ヒナザクラ」湿原に入ったとたん白い小さなお花が目に付きました。今回の東北山行でいちばん逢いたかったお花の登場です!でも木道の上からでは、蕾みをこの角度からしか見ることしかできない。ん・・・まだあるよね、この先に・・・。

湿原帯
(クリックで拡大)
広大な湿原に木道が通っています。木道も年季がはいってる。
歩いてきたところを振り返っているところ。

チングルマ
稚児車 バラ科ダイコンソウ属
木道の脇にチングルマが現れてきました。
この花はけっこう花期が早かったんだ。

池塘
(クリックで拡大)
池塘に青い空と白い雲が映っている。
遠景はアオモリトドマツ。

コイワカガミと湿原
湿原には、コイワカガミやチングルマがたくさん散りばめられていて、光りが射すときらきらと輝きだします。

池塘2
(クリックで拡大)
池塘にミツガシワが顔を出しています。

ミズバショウ
(クリックで拡大)
水芭蕉 サトイモ科ミズバショウ属
尾瀬ではとうに終わっているのに、八幡平の春は遅い。

源太森へ
(クリックで拡大)
青空が広がってきました。
あの森の先に源太森のピークがあります。

ヒナザクラ
雛桜 サクラソウ科サクラソウ属
木道のそばに大株のヒナザクラが。
憧れのお花は思ったより小さい。でも可愛いなあ、うんうん。

ヒナザクラ
(クリックで拡大)
やっと手の届くところに、まとまって綺麗に咲く小さな群落。 

コツマトリソウ
小端取草 サクラソウ科ツマトウリソウ属
撮るときはぜんぜん気が付かなかったんですけど、これはコツマトリソウですね。ツマトリソウと違う点は、葉の先が丸いことと葉が上から下へだんだん小さくなることです。それと、花びらの重なり方が少し深いような気がします。

                                     (2006.6.29撮影)
 

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